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useful山形銀と荘内銀、メキシコ進出を支援 中堅・中小企業後押し

更新日:2016.02.03|お役立ち情報 ビジネス 地域

山形銀行と荘内銀行は1日、国際協力銀行が2015年10、11月にメキシコの2州と締結した覚書に基づいて行う日本の中堅・中小企業の現地進出支援の枠組みに参加すると発表した。国内から参加する金融機関は県内2行を合わせて48機関。県内企業でもメキシコへの関心、進出ニーズが高まっているといい、パートナーの紹介や許可取得の支援などを行っていく。

 山形、荘内、国際協力銀行によると、メキシコは人口が約1億2千万人に上り、現地マーケットの成長性や比較的安価な労働コストなどを背景に組み立てメーカーへの供給拠点として注目を集める。特に自動車関連企業の進出が相次ぎ、自動車生産台数は世界7位(14年)。今後中小を含め日系企業の進出がさらに拡大すると見込まれる。

 国際協力銀行が覚書を締結した2州はアグアスカリエンテス州とハリスコ州。両州への日系進出企業数は合わせて117社(14年10月1日現在)に上る。山形、荘内の両行ともアジアやインドで県内企業の販路拡大・海外進出を支援するためのネットワークを構築してきたが、中南米に広げるのは初めて。メキシコでのビジネスパートナー、銀行の紹介のほか、現地で必要な事業許認可の取得、現地職員採用などを支援する。

※山形新聞から抜粋