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usefulアルバイト・パートにおける評価制度について

更新日:2014.09.05|お役立ち情報 お知らせ ビジネス

アルバイト・パートにおける評価制度について

 日本経済新聞で、すかいらーくのバイト評価にポイント制を加え、昇給に反映するという記事を見つけた。

すかいらーくは2015年6月からパートやアルバイトの評価制度を順次刷新する。今はポストが空かないと昇級が難しく時給が上がりにくいが、評価項目を分かりやすいポイントに換算して一定量がたまると時給が自動的に増えるようにする。外食業界は深刻な人手不足が続くなか、ファミリーレストランの業績は堅調。働き手の「やる気」を高め、接客や調理のサービスの質を磨いて集客力を維持する。

ファミレス最大手のすかいらーくは「ガスト」「ジョナサン」など全国で約2600店を展開し、約8万3000人のパートやバイトが働いている。新制度は来年6月に店長がパートやバイトの能力アップを支援する研修制度を導入。新しい時給制度は16年1月から適用する計画だ。

 これまでの制度は初級者クラスから責任者クラスまで7段階に「ポスト」を分けていた。時給はポストに連動しており、昇級しないと時給が上がらない仕組みだった。ポストは経験などが重視される傾向があり、先輩のバイトが辞めたりしないと事実上、昇級のチャンスが生まれにくかった。このため全体の8割がベースの時給から10円しか上がらないポストに滞留していたという。

 新制度はポストを3つに整理し、同じポストのなかでも時給が上がるようにする。例えば「雨の日に傘入れ用のポリ袋を店先に出した」といった必要な業務をこなすと店長がポイントを出し、一定数になると自動的に昇給する。集めたポイントは給与明細に記載して「やる気」を引き出す。

具体的な項目や判定基準は今後詰めるが「累計100ポイントで時給30円アップ」などと定める。今は昇給額の差が最大150円だが、さらに引き上げることも検討する。

 ポストを上がる際には経験ではなく、研修や面接などで決まる。時給が一気にあがる「飛び級」も認める。転職してきた経験者らに昇給の道を開く。今は2割にとどまる時給20円以上の昇給対象者や指導員・責任者クラスの人材を早期に4割に増やす方針だ。

 という内容である。私ども㈱アルファ・コムでは、パソコン教室を運営しており、現在パートさんを雇っている。以前、運営していた眼鏡屋に関してもアルバイト・パートさんを雇っていた。

すかいらーくの様に評価制度を導入していく場合、業務の洗い出し、いわゆる業務フロー・マニュアルの作成が必須になってくる。それに加えて需要になってくるのがスキルマップである。

どの仕事までこの人は出来ているのか?また、出来る様にするためにはどの様な教育計画で行くのか?それを明確にしていかないと、なかなか評価が難しい。評価制度をしっかり決めたとしても、評価する人のスキルもアップさせていかないとそれまた難しい話になってくる。

私どもは、業務を覚えてもらう期間を定め、その期間の賃金を定める。一定期間後、業務が出来るかをテストで判断し、その後の賃金を改めて決める。時給に関しては上げたいところではあるが、雇う側からしてみれば、一度上げてしまえば下げることが難しいのも問題点としてあることが否めない。現在、私どもは、売上・経費・利益を開示し、年間と月の目標を定めている。その進捗管理を全体で行い、その達成率によって、報奨金を出す。達成すれば入ってくるという意識を全員に持ってもらい、達成するためにはどのような店舗運営をしていくべきかをみんなで考えていく。その結果、必然的に売り上げは上がっていく。私どものパソコン教室は全国に展開しているフランチャイズ店であるが、その中で全国一位、二位を持続できているのも、その様な効果ではないか考えている。

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