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useful設備投資11%増 「化学」が製造業けん引

更新日:2016.08.08|お役立ち情報 新着情報 経済

日本政策投資銀行東北支社が4日発表した2016年度の設備投資計画調査で、東北6県と新潟県の合計は前年度比11.4%増の5479億円だった。増加は3年連続。全国10地域のうち、設備投資額の伸び率は15年度実績の7位から16年度計画は6位に浮上した。

東北の設備投資をけん引するのは。15年度比で20.8%の伸びを見込む製造業だ。伸び率が増加に転じるのは2年ぶりで、全国順位は9位から3位に上がった。中でも化学分野では15年度比で70.7%の伸びを記録した。

山形県で後発医薬品の大規模な開発投資が計画されているほか、衛生用品の素材メーカーが設備投資を予定する。山形県の16年度計画は15年度比63%増と、7県の中で最も大きい。

製造業の中で非鉄金属分野も同27.5%増。瀬川隆盛支店長は「グローバルなサプライチェーンを支える企業が東北には多く、そうした役割が設備投資計画に結びついている」と分析した。

非製造業の16年度計画は15年度比1.2%増。不動産業が同43.2%の伸び率で、オフィスビルの新規開発や店舗の新設需要が見込まれる。一方で15年度に再生可能エネルギー関連の大規模な投資が相次いだ反動で、電力分野は同37.7%と大きく落ち込んだ。

※日本経済新聞より抜粋

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