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useful「お試し価格」相談急増 健康食品通販、条件巡りトラブル

更新日:2015.08.12|お役立ち情報 新着情報 ライフ

インターネットで割安の「お試し価格」として販売される健康食品を買った消費者から「1回だけ注文したつもりが、定期購入の契約になっていた」などとする相談が4月以降、各地の消費生活センターに500件以上寄せられていることが7日、国民生活センターへの取材で分かった。

今年に入り相談が急増している。中には消費者が契約条件に気付かないケースや、安さが大きく掲載されて条件の記載が目立たないサイトもある。

同センターの担当者は「スマートフォンでは画面が小さく、規約の文字が見つけにくいのではないか」と注意を呼び掛けている。

美容効果があると宣伝するサプリメントの販売サイトは、通常は数千円の商品が無料で試せると記載。効果や利用者の感想のようなコメントの紹介もあり、無料という言葉が協調されていた。

しかし、同じサイトのただし書きには「複数回購入が条件」「次からは数千円」との記載があった。実質無料なのは初回分のみで、総額は結局1万円を超える。

国民生活センターによると、相談者は女性が多く、未成年が保護者の知らない間に注文しトラブルになる事例も。担当者は「事前に契約を確認し、複数回購入が条件の場合、支払総額に気を付けて」と話している。

健康食品のインターネット通販食品のインターネット通販全般の相談は増加傾向で、2012年度は約740件だったのが、14年度には約2200件と3倍になった。

「お試し価格」に絡むトラブルは日本通信販売協会も把握しており、事業者側にも「消費者の目線に立ち、分かりやすく説明する工夫が必要だ」と指摘している。

※日本経済新聞より抜粋

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