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useful育児女性の就業率、東北は全国平均上回る~総務省の2017年就業構造基本調査~

更新日:2018.07.17|お役立ち情報 お知らせ 新着情報 ビジネス ライフ 地域

 総務省は13日、2017年の就業構造基本調査の結果を発表した。東北では育児をしながら働く女性の割合が全国平均に比べ高く、中でも山形県は79%と都道府県別で全国4位だった。3世代同居の世帯が多いことなどが背景にあるとみられる。

 調査は5年ごとに実施し、17年調査は昨年10月1日現在の就業形態などを調べた。

 生産年齢人口(15~64歳)の有業率(仕事をしている人の割合)は山形県が全国2位の79.7%で最も高く、東北6県で75%を超えた。山形県は男女別でもそれぞれ全国3位だった。夫婦共働き世帯の割合も高く、6県すべてが全国平均(48.8%)以上となり、最高は山形県の57.9%で同じく全国2位だった。

 東北では育児中も働き続ける女性が多い。育児中の女性の有業率は、6県ともに5年前の前回調査を大きく上回った。最高は山形県の79.0%で、秋田、青森、岩手、福島、宮城の順で、すべての県が全国平均(64.2%)を上回った。

 一方、雇用形態別では非正規で働く人の割合が各県とも全国平均(38.2%)を下回った。しかし非正規となった理由では、「正規の職員・従業員の仕事がない」と答えた人の割合が高く、青森県が16.9%で全国最高となったほか、すべての県が全国平均(12.6%)を上回った。

※日経新聞より抜粋