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useful16年度の県内観光客数、過去最高 4581万人、PR展開や道の駅など好評

更新日:2017.08.23|お役立ち情報 地域 経済

 2016年度の県内への観光客数は前年度比2.0%増の4581万4100人に上り、調査を開始した1963(昭和38)年度以降の過去最高を更新したことが22日、県のまとめで分かった。各種観光キャンペーンの展開に加え、リニューアルオープンした立ち寄り施設などでの入り込み数の増加が押し上げた。

 これまでは、山形デスティネーションキャンペーン(DC)や東北六魂祭など大型イベントが相次いだ2014年度の4517万1600人が最高だった。

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 16年度は、プレ、ポストを含めたDC期間が15年度に終了したことを踏まえ、新たに桜や果樹、雛巡りなどを県内外にアピールする春の「山形日和。」観光キャンペーンを3カ月間にわたって展開。冬は東北観光推進機構やJR東日本などとも連携して樹氷やスキーをPRした。立ち寄り施設は16年4月にリニューアルした県観光物産会館(山形市)、15年10月オープンの道の駅あさひまち(朝日町)などで利用者が増えた。

 内訳で県内客は2.5%増え、県外客は1.4%伸びた。4地域別では村山が7.5%増、最上が3.1%増と好調だった一方、ともに名所・旧跡観光地などが落ち込んだ置賜で3.1%減、庄内で3.4%減だった。観光地の種類別では、最も客数の多い温泉が、プレミアム付き旅行券(15年度発行)の反動減もあり、1.9%減となったものの、道の駅が6.7%増、スキー場は4.7%増などとなった。

 前年度と同数の県内主要観光地358カ所を調査した。

※山形新聞より抜粋