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useful豆知識No.9

更新日:2015.05.23|お役立ち情報 お知らせ 新着情報 金融・マーケット

保険会社ごとに異なる「女性特約」を選ぶ際のポイント保険

「医療保険なんて、保障内容はどこに入っても似たり寄ったりで、違うのは保険料くらい」と考えている人は少なくありません。しかし実際には、女性特約の保障対象となる病気は保険会社によって異なることをお伝えしました。では、どんな点を考慮して保険を選べばいいのでしょうか?

◆限られた予算内で特約をどう付ける?

どうせなら、「保障対象となる病気範囲が広い」ほうがよいと考えるのは誰しも同じでしょう。しかし、一般的には、カバーする範囲が広くなるほど、そのぶん保険料も高くなります。同様に、給付金の額が上がるほど、給付される条件が広がるほど、保険料は高くなる傾向にあります。保険料は毎月、そして生涯にわたって払っていくものなので、必然的に保険料が近い商品での比較になるでしょう。前回の例でいえば、X社とY社の保険料は僅差でした。しかし、X社の場合は「甲状腺の病気」は含まれますが「関節リウマチ」は対象外。一方、Y社の場合「甲状腺の病気」は含まれませんが「関節リウマチ」は対象になっています。これでは、どれを選べばいいか迷ってしまいますね。

◆がんに関する保障内容の違い

女性特約の比較をする場合、私は「がん」が比較の目安になると思います。前回比較した3社の場合、X社とZ社は女性特約の対象となるのは「がん」全般であるのに対し、Y社は女性特有の「乳がん、子宮がん、卵巣がん」に絞らています。この点はどう考えればいいでしょうか? 2009年に38歳の若さで亡くなった歌手の川村カオリさんは、2004年に乳がんが見つかり、その後、2008年にリンパ節、骨、肺にがんが転移していました。川村カオリさんと同様のケースで3社のいずれかの医療保険に女性特約を付けて契約している場合、女性特約から給付金を受け取ることができます。しかし、乳がんにはかからず肺がんのみを患った場合は、X社とZ社の女性特約から給付金を受け取れますが、Y社の場合は女性特約からの給付金は受け取れないことになります。

◆特約を選ぶ際のポイントは「がん」

女性特約を検討する場合、「保障の対象」となる病気の範囲は広いに越したことはありません。しかし、毎月払っていく保険料を考えると、ある程度保障内容を絞り込む必要があるでしょう。

※Mocosuku Womanより抜粋