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useful豆知識 No.3

更新日:2014.10.31|お役立ち情報 お知らせ 新着情報 ライフ

山形の中学校でインフル集団発生 県内今季初!!

県は28日、山形市内の中学校でインフルエンザが集団発生したと発表した。

県内の集団発生は今季初で、2013年度と比較すると2カ月以上早い。
県薬務・感染症対策室によると、この中学校で28日、2年生の165人中90人が高熱、せき、のどの痛みなどインフルエンザの症状を訴え、うち53人が欠席。同校は同日から30日までの3日間、学年閉鎖とした。県衛生研究所で検査した結果、A香港型と判定された。今シーズンの県内の定点医療機関(48機関)当たりのインフルエンザ患者報告数(13~19日)は0人。今後、感染拡大が懸念される季節を迎えることから、同室は手洗い、マスクの着用といった感染予防策を呼び掛けている。

※10/28 山形新聞より抜粋

いったん流行すると急速に感染が広がるインフルエンザ。例年のインフルエンザの感染者数は、国内で推定約1000万人とされており、うち約1万人がインフルエンザ感染が関連する病で死亡しています。

風邪と違って症状が重く、長期の病欠を余儀なくされたり、重症化したりと、注意が必要な感染症です。本格的なシーズンが始まる前に、しっかり予防の知識を学んで備えておきたいものです。

インフルエンザ予防に有効とされる栄養素があるのはご存じでしょうか。毎日の手洗い・うがいはもちろんですが、食事で免疫力・抵抗力を高め、インフルエンザウィルスを予防できたら、これにこしたことはないですよね。今回は、インフルエンザに勝つための免疫力をあげる栄養素とそれを含んだ食材、料理を紹介致します。

【インフルエンザ予防に有効な食事法について】

1・栄養バランスの良い食事(ビタミンCが多い果物を摂る

魚肉や魚、卵などのタンパク質を多く含んだ食品、ビタミンやミネラルが豊富な野菜、果物をまんべんなく食べるようにします。ウイルスの侵入を防ぐには、体を温めることも大事。鍋、スープなどは体を温め、水分もとれるのでおすすめ

2・魚でビタミンDを摂取

ビタミンDはウイルスを撃退するのに役立つといわれており、ビタミンDをとることでインフルエンザにかかりにくくなったという研究結果も報告されています。ビタミンDは太陽に当たることで皮下で生成されるため「サンシャインビタミン」ともいわれています。もちろん夏に作ったビタミンDをそのまま冬まで取り置くことはできないので、そこで、冬になってからもこまめに日光に当たり、魚を食べてビタミンDを補いたいですね。

3・納豆や山芋に含まれるヌルヌル成分 「ムチンを摂取」納豆

ムチンは、食物繊維(多糖類)のガラクタンやマンナンとタンパク質などが結合した物質です。山芋や納豆のヌルヌル、ネバネバがその正体です。 ムチンは、人の体内では気管や消化管、目などの粘膜の表面をカバーし守ってくれているのです。このおかげで、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりにくくする効果があります。

「ムチンを含む食べ物」・・・ 納豆、オクラ、モロヘイヤ、ツルムラサキ、あしたば、さといも、長いも、大和いも、なめこなど

4・免疫細胞の活性化や酸化ストレス除去に役立つビタミン、ミネラル

ビタミンA・C・Eは、免疫系を構成するT細胞をはじめとした免疫細胞の働きを高め、体の免疫機能の低下を防ぐことがわかっています。また、酸化ストレスを除去する酵素の構成成分である亜鉛やセレン(ミネラル類)をとることで、免疫細胞の機能低下を防ぐこともわかっています。ビタミンAはレバーや緑黄色野菜(にんじん、かぼちゃなど)など、ビタミンCは果物やブロッコリーやピーマンなどの野菜、ビタミンEはアーモンドやピーナッツなど、亜鉛はレバーやカキ、ココア、ごま、大豆など、セレンはイワシやカレイなどの魚、コンブ、大豆などに多く含まれます。

5・ヨーグルトで免疫力を高める

最近では、ヨーグルトをはじめとする“免疫力を高める食材”が注目を浴びている。「ヨーグルトが免疫力を高めるのは乳酸菌が含まれるから。腸内細菌とは異なる菌が入ってきたことを免疫細胞が認識するため、免疫システムが働き始める」。乳酸菌自体は有害なものではないので、免疫細胞の働きをよくしたり、粘膜の表面に張り付いて他の雑菌が侵入するのを防いだりといった作用があります。

6・ワカメ、メカブに含まれるヌルヌル 「フコイダン」

フコイダンは海藻のヌルヌルした成分です。これまでにも、フコイダンは免疫力を高める働きや抗血圧作用の他に、ガン細胞が自滅するように誘導する働き「アポトーシス(自然死)」が確認され、ガン治療の分野などで注目されています。フコイダンがインフルエンザウイルスの感染を抑制することにもスポットライトが向けられました。

「フコイダンを含む食べ物」・・・メカブ、モズク、ワカメ、昆布などの海藻類

このように野菜や海藻類の食物繊維には、体をあっためたり、リンパ球の刺激など、免疫効果を高める働きが、長く持続する効果が期待できます。

腸内での活性酸素除去や善玉菌の増加も、病気につよくなる健康的な体作りの基本になります。

ただし、食物繊維が良いからと言って、食物繊維を大量に食べるなど過剰摂取は禁物です。消化器官がオーバーワークになって、逆効果になってしまう場合があります。また、インフルエンザの予防対策として、免疫力を高める食事に加えて、気持ちの良い快眠が組み合わされば鬼に金棒です。

睡眠の効果は、免疫力向上によるインフルエンザの予防対策の効果に加えて、さまざまなメリットがあります。

インフルエンザの予防対策として、効果的な食べ物に加えて、免疫力を高める睡眠で、健康的な生活を送りましょう。