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useful女性の月給最高24.2万円 昨年、管理職増え押し上げ

更新日:2016.02.20|お役立ち情報 お知らせ 新着情報 ビジネス

働く女性の賃金が増えている。厚生労働省が18日発表した2015年の賃金構造基本統計調査によると、フルタイムの女性の月額賃金は24万2000円で前年に比べ、1.7%増えた。比較可能な1976年以降で最も高くなった。管理職として働く女性が増えたことが押し上げた。男女合計の月額賃金は30万4000円で過去2番目の高水準。人手不足を背景に待遇改善が進んでいる。

調査は従業員10人以上の民間事業所が対象で5万785事業所から回答を得た。残業代や賞与などを除いた15年6月分の所定内給与を調べた。

フルタイムで働く男性の月額賃金は33万5100円で1.7%増えた。男性の賃金を100とした場合、女性は72.2で男女間格差は過去最少だった14年に並んだ。10年前の賃金格差は65.9で6.3ポイント縮小した。女性の賃金が増えた理由の一つは女性管理職の増加だ。勤続年数が9.4年と前年から0.1年伸び、管理職に昇進する女性が増えた。女性管理職の割合は全体の8.7%で、0.4ポイント上昇。40~44歳の賃金の伸びが2.8%と現役世代で最も高かった。

※日本経済新聞より抜粋

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